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虹のパズル*01

2009年10月19日 22:09

※虹のパズルについて。

当初ブログでメモっていたネタを勢いで書き上げ、連載形式の小説になりました。
小説というには、おこがましいモノですが、あかねちゃんへの愛が詰まっております(笑)
なので、乱馬が切ない思いをしていると思われるので、苦手な方は戻って下さいね。

メモしていた当初、作中に出てくるオリキャラの「徹平くん」を、
小/池/徹/平くんのようなカワイイ男の子、というような感じで設定してました。
頂いた感想等で、小/池/徹/平くんの顔やボイスで想像して倍楽しめました!
なんて嬉しい意見もあったので、一応書いておきます。
(ちなみに、私はファンというワケではないのですが、これを機に気になる存在になりました(笑)

ではでは、続きからお楽しみくださいね!

********************


「オレ、あかねの事、すごく好きだから。次に会えたら…本気であかねと付き合いたいと思ってる。彼氏のフリじゃなくて。」
「………うん。今までありがと、徹平くん。」
「…なんで、泣くの?あかね。」
「だって、あたし…徹平くんの気持ちわかってたのに、甘えちゃって…っ…」
「…オレは、それでもあかねの側にいたかったんだから。いいんだよ、それで。」


ホント、優しすぎるよ。
他の人を想ってるあたしをこんなにも包んでくれるなんて。


「最後に…彼氏のフリのお礼だけ欲しいな。キスしていい?」
「えっ、そっそれは…」
「大丈夫。唇はホントの彼氏になった時に。だから…ここ。」

唇の横にされたキスは、ほんの少し甘くて。
東風先生が好きなハズなのに、胸がキュンと切なくなった。
じゃあね!と手を振る時に、もう会う事はないと思ったら、涙が止まらなかった。

バイバイ、あたしの、偽りの恋人。





「ね、見た?D組の転入生。イケメンなんだよ~っ!もうっ、あたし彼女に立候補したいくらい好みっ!」
「見た見た!カワイイ顔の子でしょ?彼、いいよね!でも、天道さんの元カレだって噂だよー。」
「えっ、ホント?美男美女ってヤツ?でも、元カレならいいんじゃない?天道さん、早乙女君いるし。」
「わかんないわよ~、元カレと元サヤに収まったりとか…」
「あ~でも、わかるわかる。嫌いで別れてなければ、ありえるよね~、あたしだってさ…」


無責任な噂が飛び交うA組の教室。
聞きたくない雑音ほどクリアに聞こえるのはナゼだろう。



「乱馬くーん。そんな不貞腐れた顔しないの。」
「…んな顔してねーよ。」
「転入生…彼、徹平くんって言うんだけどさ。気になるでしょ?同じ中学出身のあたしが特別詳しく教えてあげよっか♪」

昼休み。ゆかがオレの前の席を陣取ったと思えば出てきた話が
…あかねのクラスに転入してきたヤツの事。
なんだか知らねえが、あかねの元カレだって話があちこちから聞こえてくる。
あいつはずっと東風先生が好きだったんじゃないのか?
なのに、元カレって…

「別に関係ないから、聞く必要ねぇ。」と突っぱねたい所だが、
正直ものすっごく気になるので、ゆかの次の言葉を無言で促す。

「あかねってば、中学の時もモテまくってて。しかも、格闘やってる事を隠していたものだから、無下に男子達をブッとばしたり出来なかったのよ。そうしたら、ストーカーまがいの男子とかもいてさ。大変だったんだよね。それを見かねて転入生だった徹平くんが彼氏のフリをして周囲の男子に牽制かけてたワケ。まぁ、徹平くんも運動できて頭もよくって、そりゃ~カワイイ顔のイケメンだったからさ、『お似合い』って事で、だれも手出ししなくなったのよねー。中学3年の夏に転校するまでの1年間、他人から見たらホントの彼氏彼女みたいに雰囲気良かったわよ。…どう?妬けるでしょ?」
「…んなワケあるか。」
「強がっちゃって。…でも、今は乱馬くんがいるから、もう過去の話よ。安心して。」
「安心もなにも…オレとあかねはそんなんじゃねーし…」
「またぁ。そんな事言ってると、それこそ元カレに持ってかれるぞ!…っと、あかね達と中庭でランチする約束してるんだった。じゃっ!」

マシンガントークを勝手に切り上げ、中庭で弁当を食べるために去ってゆくゆか。
2年になって、あかねとクラスの離れたオレはゆかやウッちゃん、ヒロシ、大介と一緒になった。
離れた事で、不安がないとは言いきれないけれど、それでも、最近は前に比べたら落ち着いてきたんだ。
オレもあかねも、ホンットに少しだけど素直になったような気がするし…。

どうせ、中学ん時なんかは東風先生に良く思われたくって、格闘やってんの隠してたんだろうな。
あかねの考えそうな事だ。
でも、あんだけの男嫌いのあかねに偽りとはいえ彼氏がいたって言うのは驚きだ。

そう考えると、オレはあかねの事を何にも知らねぇ。
知らなくてもいいと思ってた。今、目の前で笑うあかねが全てだと思ってたから。

…知ってしまうのが怖いとか知らないから不安だとか。
考えても答えのでない心の問題は、英語の問題なんかよりもずっとずっと難解で。
正解がないから、オレはどうしていいかわからなくなる。
この、モヤモヤした感情に答えられないオレは、まだ気持ちを伝える術を知らないでいた。

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