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trip rip 二日目(chesseプチ企画)

2010年08月26日 00:00

お待たせしました(^_^)

chesseプチ企画「trip lip 二日目」です!
(一日目はtrip rip 一日目<ソラハナコトノハ>へ)

乱馬はひろし&大介と。あかねはさゆり&ゆかと。
それぞれで旅行に行くために買い物を済ませた一日目。

友人同士の旅行って楽しいですよね!

男の子同士のどうしようもなく、くだらない事が楽しい旅行。
女の子同士でキャッキャッと美味しいモノ食べて、見て、夜更かしさえ楽しい旅行。

さて、乱馬達、あかね達、それぞれの旅はどんな楽しみがあるのかな?

ではでは、二日目のはじまりはじまり~♪

::::::::::::::::::::::::::::::::::

trip lip 二日目


待ち合わせの駅のホーム。
思えば不自然だったんだ。
昨日のあいつらの表情がっ。

「なんでいるんだよ?」
「あたしのセリフよそれはっ!」
「おれは男同士で旅行だって聞いて・・・」
「あたしだって女の子だけって・・・」
「ごめーんあかね。だって、言ったらこなかったでしょ?」

ゆかとさゆりが 手を合わせて ごめんね のポーズをとる。
わざわざ、待ち合わせ場所を変えてご苦労なこった。

「悪いな乱馬。でも女の子一緒の方が楽しくていいだろー?」

にやにやと笑う 大介とひろし。
そっと顔をよせて小声で囁く。

「あかねも一緒だしな」

ばかやろー。
頼んでねえよ!!

「それにしても 乱馬くん チャイナじゃないのねー。めずらしー」
「あ?いや、お袋がコレ着てけって・・・」
「おばさま 乱馬にいろんな服 着せたいみたいなの。雑誌見て 研究してたわよ」
「え。そうなのか?」
「知らなかったの?」
「全然」
「いいおふくろさんだよなー 乱馬」
「そうよねー。将来、あかねのおかーさんにもなるのね」
「なっ! 何言ってんのよっ!!ゆかっ!!」
「そうだよ、だいたい こんな凶暴女・・・・」
「凶暴で悪かったわねっ!!」

怒鳴り声と共に げいん と頭を殴られる

「いってえなーっ!!なにしやがんでえっ!」
「ふんっ!あんたが悪いんでしょっ!!」
「なんだと?だいたいおめーは・・・」
「なによ!あんただって・・・・」

おれ達はいつものごとく、けんかになる。

「おーい電車きたぞー・・・」
「ダメだ、聞こえてない」
「置いてくぞー」
「夫婦けんかはそれくらいにしないと。乗り遅れるわよ」

ゆかの言葉に思わず振り返って声を張り上げた。

「だれが夫婦だっ!!」
「だれが夫婦よっ!!」

同じタイミングだったのか、あかねとハモる。

「息ピッタリじゃない」

にっこり笑うゆかに思わずあかねの顔を見てすぐ反らした。



電車に揺られ 小一時ほどの所に今日泊まる宿はあった。

「テニスもできるし 乗馬もできるし 温泉もあるんだってー!」
「早速行こうよテニスコート」
「テニスだってよ。おれできねー」
「安心しろ大介。こっちには乱馬がいる」
「をい・・・聞いてねえぞ」
「あたしも・・・・」

一軒家のバンガロー。
風呂も トイレも ちょっとしたキッチンまであって・・・
中にベッドのある部屋がひとつと キッチンから繋がるリビングがひとつ
人数によって布団やら融通してくれるらしく、普通の旅館やホテルに泊まるより懐に優しいらしい・・・・がっ。

「一緒に泊まるのかよっ!!」
「問題ねーよ。部屋は二つあるんだし」
「そうよ。ま、あたし達寝ないかもしれないし。ねっ !」
「夜通しおしゃべりするんだもんねー」
「ごめんねー乱馬君。今日はあかねと一緒に寝れないけどガマンしてねっ」
「ちょっとゆかっ。何言ってるのよっ!」
「冗談。こんな寝相の悪い女と一緒に寝られるかよ」
「何よっ!あたしだってお断りよっ!!」
「・・・・寝相を知ってるって事が大問題よね」
「気付けよ乱馬」

そ、そうなのか・・・

まあ・・・・ふつー寝相なんて一緒に寝てねえとわからねーよな・・・
おれはたまたま目撃しただけだけどな。

あかねと目が合って、お互い一緒にちょびっと赤くなった顔を背けた。

「そうそう。ご飯自炊だから、夜は皆でバーベキューしよーね。材料そろえてくれた?」
「おう。乱馬が全部持ってるぞ」
「さっすが乱馬君たよりになるわねー」
「・・・・どーりで三人分にしちゃ多いと思ったぜ」
「乱馬のおかげでいろんなもん持ってこれたもんなー。上限知らず」
「どおゆう意味だ」
「どれだけ重くても平気だっていうからさー。な、ひろし」
「ああ、自分じゃ絶対遠慮するもんまで入れてきた」
「あのな・・・・おれだって重さくらい感じるぞ」
「はいはい。その分 夜は、いーっぱい食べて頂戴」
「ったく」

どっさりと背負ってきた荷物を、キッチンへ下ろすと、あかねが冷蔵庫を開いて片付け始めた。

「すごい量。さすがのあんたも重かったでしょ?」
「けっ。これくらい軽いもんだ。食っちまえば帰りは身軽だしな」
「それもそうだけど・・・・でもちょっと多すぎない?これ」
「あいつら・・・酒まで入ってるじゃねーか。いつの間に・・・・」
「そうじゃなくて食材っ。夜ご飯だけのつもりなんでしょ?この量・・・」
「あー食える食える!外で食うとうまいしな。」
「それもそうね。・・・もって来てくれてありがと乱馬」

肉のパックを手にしてニッコリと笑う。
その笑顔にドキリとした。

「あたし達三人で腕ふるうから。期待しててねっ!」

・・・・別の意味でどきどきした。

「いやいやいや。この際だ。男の料理見せてやる。なんもしなくていいっ!!なっ!ひろし大介っ!」
「えーでも・・・・」
「いいって、あかね。切って焼くだけだろー?そん代わり後片付け頼むわ」
「そうそう。片付けのが圧倒的に苦手だよなー」
「そうよっ!そうしようよ、あかねーっ。男料理楽しみじゃない」
「あたし達はその間温泉いこっか?」
「いいわねー。ねっ、あかね」
「う、うん。じゃあ・・・」

た、助かった・・・・
そこに居たあかね以外全員がそう思ったのはヒミツだ。

昼はてきとーに済ませ、夜までの時間テニスだなんだと遊びまわる。
多少の口げんかはいつもの事だけど
あかねはずっと笑ってて。
そんなあかねにおれもつられる。

いつものお騒がせメンバーが居ないからか
あかねは素直で、なんか・・・なんか   ・・・かわいい。
余計なケンカもせず過ごせて、こう言っちゃ何だけど・・・いい雰囲気じゃねーかな。


そのまま夜を迎え、おれ達は約束どおり夕食の支度にかかる。
肉はそのままだとして・・・切るのは野菜だよな。
ゴロゴロと転がされた野菜をひとつ掴んで大介とひろしが首を傾げる。

「これどれくらいの大きさで切るんだ?」
「はあ?口に入りゃいいんだろ?それよりこれって皮剥くのか?」
「・・・・おまいら・・・あかねよりひでえじゃねーか・・・」

料理なんざ 全くした事なさそーな二人に おれはため息をつく。

「ったく、あいつら風呂から帰ってきちまうぜ。全部よこしな」
「できるのか?乱馬」
「まあ、見てろって」

言うが早いか おれは野菜の皮を剥き 手ごろな大きさへ切り分けていく。

「おおっ!!すげーっ!!」
「ふっ。ざっとこんなもんだぜ。ほら次」
「おっし。頼むわ」
「その前にメシ炊かねえとな」
「あ、それならおれできるぞ」
「メシ頼んだっ!」

順調に支度は進み、あとは焼くだけというところで、あかねたちが帰ってきた。

「ただいまー。きゃー!すごーい。もう出来てる!」
「やだ、うまいじゃない。絶対泣きついてくると思ったのに」
「全部乱馬が切ったんだぜー」
「いい嫁さんになれるぞ乱馬」
「なるかっ!」
「乱馬・・・ちゃんと野菜洗った?」
「あ。わすれた」
「もう。あんたって そーゆートコでつめが甘いのよ」
「うるせー。焼けば消毒されるだろっ!」
「いいから食おうぜー。腹減った!!」
「よーっしっ!!」

香ばしい香りに外の風。
いつもの食事と違う雰囲気で おれ達はもちろん、あかね達もよく食ってた。

やがて空には満点の星が瞬きだす。
食事を終え、結局全員で片付けをした後、煙の匂いがついたという女たちと一緒におれ達も温泉へ行くことにした。
施設内とはいえ夜道だ。連休とあって人も多い。
女3人ほっとくのも ちょっと心配だしな。
まあ、あかねがいるからな、よっぽど殴り飛ばすとは思うけどな。
とりあえず時間を決めて、込み合った風呂に入ると
あかね達を少し待って、帰りも一緒にバンガローへ向かった。

昼間より幾分涼しさを感じる風が抜ける中、隣を歩くあかねが空を見あげる。

「星きれいね」
「あー、この辺は空気が綺麗なんだろーな」
「そうね。まわりの照明がなかったらもっと綺麗に見えそう・・・」
「ああ、昼間行った湖の辺りなら真っ暗だろうな」
「あ、そうかもね。真っ暗かあ・・・」
「荷物置いたら、今から行ってみるか?」
「え、いいの?ほんと?」
「お、おう」
「ありがと。暗いから一人じゃ心細いなって思ってたの」

過ぎて行く風があかねの香りを運んで一層どきりとした。
間違いない。
やっぱりいい雰囲気だ。

部屋に戻って、改めて散歩に行くと二人で出るも、珍しく冷やかされねえ。
窓からそっと部屋の様子を伺ったら・・・酒用意してた。

あー・・・
未成年の飲酒は禁じられ・・・

「行くか」
「そうね」

二人で顔を見合わせて少し笑って。
そのまま たわいない話をしながら 夜道を歩くと 程なくして湖が見えてきた。
夜の水辺は 正直 気持ちのいいもんじゃねえけど
あかねは嬉しそうに草の上に寝転んだ。

「おい。汚れるぞ」
「いいの。こんな機会めったにないもの」

あかねは星に負けないくらい 目をきらきらとさせて 空を見上げていた。
おれもその隣に寝転がった。
照明が無い代わりに、満天の星が瞬いて、空が明るく見える。

「いいお天気よねー!」
「はあ?」
「だって、夜でも雲ひとつなくて・・・ほら いいお天気でしょ?」
「なーる・・・」

顔は見えないけど 嬉しそうな声にあかねの表情が想像できて 思わず噴出した。

「なに?」

むくりと起き上がって おれを覗き込む

「べっつに」
「なによ、気になるじゃないの。教えてよ!」

身体を起こしながら ちょっとした意地悪を思いつく。

「お前の後ろに火の玉浮いてる!!」
「きゃああっ!!!!」

叫び声とともに、おれの胸に飛び込んできたあかね。
しがみつくもんだから そのまま押し倒される格好になって・・・・

顔が・・・近くて

GW二日目02

「あ・・・・」
「やだやだやだーっ!」
「わっ、わりー・・・んな驚くとは・・・」

落ち着かせるようにあかねの背中をトントンと軽く叩く。

「ウソだって。なんもいねーから安心しろ。なっ?」
「~っ!ばかっ!乱馬のばかあっ!!」
「悪かったって。・・・大丈夫だから・・・・」
「ほん・・・と?」

サラサラの髪を梳いて頭を撫でるとあかねが顔をあげた。
涙目でおれを見上げて・・・

かわいい・・・


「あ・・」
「・・・・!」

目が合って鼓動が激しくなって

でも触れたくて

「あかね・・・・」
「乱・・馬?」

髪から滑らした手のひらを、あかねの頬に添えるとあかねがそっと目を閉じた。
そのままゆっくり、ゆっくりと近づく。

あと少し・・・
あと少しでこの唇に触れられる・・・・

GW二日目01




「いけっもうすこしっ!!」
「きゃ・・・ちょっと!押さないでよ!もう!!」
「さっさとすればいいのにな。こう、ぶちゅーとっ」
「しっ。あんまり大きい声出す・・・と・・・・」

「・・・・てめえらああああっ!!!!!」

やけにあっさり送り出されたと思ったらこれかっ!!

「ぎゃっ!許せ乱馬っ!!」
「ほらっ!大介が騒ぐからよ」
「邪魔してゴメンっ。続きして!!」
「できるかっ!」

静かな湖が一遍 大騒ぎに変わってムードもへったくれも無くなった。
あかねと一緒に照れ隠しに走って4人を追いかける。


ちぇっ。

あと少しだったのにな。
もったいなかったなーっと。


:::::::::::::::::::::::::::::::


「trip lip 三日目」は8/30日、月曜日「ソラハナコトノハ」へと続きます。

お楽しみに(^_^)
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