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虹のパズル*最終話

2009年11月14日 00:05

いよいよ、最終話です。
ママ頑張ったよー!と子供たちには言えないけれど(笑)
ほとんど、文章書いた事のない私でも、なんとか終わらせる事ができました。
そして、いつもコメント&拍手くれた方々にも感謝!
メッセージがとても暖かくて、もうホントに嬉しくて嬉しくて!

私の思い描く結末は、こんな感じになりました。
続きからどうぞ☆

そして先日も書きましたが、この最終話に続くAfter話で完結となります。
良かったら、そこまでおつきあい下さいませ。

*****************************

--言わなきゃわかんないわよ。

なびきの言う事も最もだ。
言わなくてもわかってくれ、なんて都合のいい話だったら
とっくに、オレの気持ちなんかあかねに伝わってるだろうな。

わかってんだけど、言えないんだ。
だけど今日は。今日だけは------。



でも、何て言えばいいんだ?つか、オレほんとに言えんのか?

そんな事を考えながら、体育館裏へ向かう。
あかねと徹平がいるであろう場所へ。
学校中を探していたから、いつのまにか3時を過ぎていた。



体育館裏。
見えた人影。
少し遠くからでもハッキリわかる。
あかねと徹平の…抱き合う姿。



頭にカーッと血が昇り、考えるよりも先に身体が動く。
あかね達のもとへ駆け寄り、徹平に抱かれているあかねを引きはがす。

「えっ…!乱…」驚くあかねの潤んだ大きな瞳。

「…あかねのバカッ!!!フラフラしてんじゃねぇよ!おまえは、オレの許嫁でっ、ずっと大切だって思ってて…あかねがいないとオレは…」
ギュッとあかねを抱きしめる。
すっと、ずっと。こうしたかったんだ。
なぁ、あかね、オレ、こんなんだけど伝わるか…?

「だから、オレの側から離れ…」
「乱…馬、なんか声がっ…」
人がせっかく大事な事を言おうとしてんのに、妙なあかねの反応。
…ん?確かに、オレの声がやたらと響く。まるでエコーがかかったみたいに。

はぁ?エコー!?

「…ったく。人の恋路の邪魔に来て、何するのかと思えば。乱馬、背中にマイクつけて告白なんてズルくない?」
「なっ…!マイクだぁ~!?」キンキンと響くオレの声。
抱きしめていたあかねを離し、背中を確認。
手に触れる、小さな機械。

頭に浮かぶ、背中を叩くなびきの顔…。


『ハーイ!風林館のみんなっ!!文化祭お疲れっ!ちょっと時間は早いけど、この熱ーい愛の告白を聞いちゃダマッてはいられないっ!って事でイベント開始するよ!オープニングの曲はコレッ“Love so sweet”!早乙女くーん、この曲、君に贈るから。あかねをちゃんと大事にしてねーっ!』
体育館から響く大音量の音楽と歓声。

「すごいねー。乱馬の声、しっかり聞こえてたんだ。しかもDJされちゃってるし。よかった、オレ達の声入ってなくて。ね、あかね。」
「あれって、有希の声…」
「なっ…なびきのヤツ…オレを放送部に売りやがったな!」
DJ有希の声に続き、流れてくるのは、どっかで聞いた事あるようなラブソング。


「さてと。あかね、さっきの続き。」
そう言うと、徹平はオレの後ろに隠しておいたあかねを引っぱり、もう一度抱きしめる。
「んなっ!徹平っ…」
「そんなに怒るなよ、乱馬。コレ、サヨナラの意味だから。」
抱きしめたあかねを離し、ホントに好きだったよ…と告げる徹平。
あかねは、「うん。ありがと、でもごめんね。」と強い瞳で見つめ返す。

「…徹平、おまえ‥」
「んー。自信あったんだけどな。あかねにはすごく好きな人がいるんだって。素直じゃなくって、いい加減で、ナルシストだけど側にいたいってさ。フラれちゃった。」
「徹平くんっ!!それはっ…」
「…あかね、おめーの好きなヤツって」
「らっ乱馬、あのっ…」
何か、言わなくていいような形容詞がついているけれど、
もしかしてもしかして、…オレの事?と聞こうとした時。
背後からものすっごい殺気が漂ってくる。

「やっと、あかねさんの所に辿りついたかと思えば…乱馬っ!」
「早乙女乱馬ー!貴様、ボクのあかねくんに何をしたーっ!」
「乱ちゃん!どういう事か説明してもらおうかっ!」
「乱馬っ、あかねに告白したあるかっ!許さない!」
「乱馬様、何かの間違いなんでしょう?」

集まってくる、いつものメンバー。そして、いつもの展開。

「あかね、ちょっと来い!」
「え?」
いわゆるお姫様抱っこであかねを抱え、うるさい外野から逃げる。
こんな展開になっちまったけど、確かめたい。
あかねが見つめる先を。
走って逃げるオレ達の気持ちはひとつだって。

「あの…乱馬、さっき言ってくれた事って…本当?」
ここで、誤摩化すのは簡単な事。でも、それじゃ…
あー、オレ顔が熱いや。
「………………もう言わねーぞ。」
「ふふっ。皆に聞かれちゃったね。…でも、あたしフラフラなんかしてないのに。」
「おまっ、徹平に抱きしめられといて言えるセリフかよ!」
「…最後にもう一度だけって、それで諦めるからって。」
「もう一度って、やっぱり前にもそんな事したのかっ!」
「したんじゃないもん。されたんだもん。」
「ほらっ!やっぱりフラフラしてるじゃないかっ」

「…妬いてるの?」
抱えたままのあかねがとびっきりの笑顔で聞く。
その顔に一瞬見とれて、思わず立ち止まる。


「だって…あかねはオレのだろ?違うのかよ…」
目を見て言えない情けないオレ。反らした顔がめちゃくちゃ熱い。
「ううん。…違わない。」
落ちないようにと首に捕まっていたあかねの手に力が入る。
オレも、抱えてる手に力を入れた。


「あかね…。」
「乱…馬。」

大事すぎて、触れられなくなってたはずなのに。
今は、こんなにも腕の中のあかねにずっと触れていたい。
そう、もっと近く、吐息のかかる距離で…

「見つけたぞ!早乙女乱馬ーーー!!!」

「ゲッ!あいつらっ…」
「あたしを置いて逃げたほうがいいんじゃない?」
「なんだよっ、せっかくあかねと…」
「…大丈夫よ。嫌だって言っても、離れてなんかあげないから。」
「…絶対だかんな。」

「ホラホラ、早く逃げなって。あかねはオレが大事に預かっておくからさ。」
九能先輩達より早く追いついた徹平。まだ何かあるのかと身構える。
「おまえ、諦めたんじゃ…っ」
「んー?諦めようと努力はするよ。でも、失恋したのさっきだし。あっ、大丈夫だよ、手なんかださないから、乱馬は早く自分のまわりをキレイにしなって。」
じゃ、クラブイベントで待ってるからと立ち去るあかねと徹平。
あかねは、苦笑いしながらも、体育館のほうへ向かう。

「ちょっ…やっぱり待てって、徹平!」

「乱ちゃん!見つけたでっ!」
「乱馬、貴様ーっ!」


胸のココに届いた想い。
明日になれば、いつもの日常だけれど。
近くて遠かった昨日までとは違う。

ーー絶対に離すもんか。

「その前に、マジで身辺整理…。あーーーーっ!徹平!手握ってんじゃねー!!」


*****************************

ネタ話。

イベントの曲を何にするか?ですごい悩みましたー。
今のクラブシーンの曲がわからないのでググッてみたけどやっぱピンとこなくて。
自分がクラブ行ってた頃の曲にしようかとか(何年前になるんだ?ww)
もっと、わかりやすく、アースウィンド&ファイヤーの『セプテンバー』にしようと
本気で思って歌詞を調べたら、合わないなぁ~と考え直し、
ベタな『君の瞳に恋してる』に落ち着いたんですが。
…高校生で↑上記の選曲群はないだろー!と思い直し、結局、Love so sweetになりました。
この曲、幼稚園の運動会でも使っていたので娘達も歌えます(笑)
私も好きな曲でカラオケで歌いますが、動画を見ているウチに
「振り付けマスターできないだろうか…?」と思ってきちゃって。
ちょこっとサビの部分の振りを練習練習。今度の飲み会後のカラオケで披露できるかどうか(笑)

しかも、偶然な事に歌詞の一部分に
「曲がりくねってた 二つの旅路は ここでひとつ虹になれ」
というのがあって、虹パズのタイトルにちなんでるじゃん~♪とかの発見もありました。

…ホント、時間かける場所がヘンだよね、本文に力いれればいいのにww



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コメント

  1. 素敵!

    楽しみにしていた虹パズも、アフターでおしまいですかぁ。。。
    残念な気分です。
    毎日楽しみでした。表現不足だなんて、とんでもない、心情が伝わってきて、とっても好きなかんじのお話です。
    アフター楽しみにしています。

  2. coco | URL | TeBifoAg

    ありがとうございます!

    楽しみにして下さっていて、こちらも嬉しいです。
    しかも、桜井さんのような小説の書き手さんに褒められると嬉しい~♪
    残り、1話、お付き合い下さいね!
    (たいした事ないAfter話だったら笑って下さい~)
    それと、昨日は寝オチしてました…。また今度お話して下さいね。

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