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A・上着を脱ぐ(もれなく下は黒タンク)

2009年11月11日 14:03

「キャッ!らっ、乱馬!なに急に脱いでんのっ!」
「いいから、コレ上から着とけ。」
「だって、それじゃあんたが…」
「おれはいいんだよ。それより、あかねのほうが…」

おれが着てたチャイナの上着をあかねに掛けたままの姿勢で向き合い、
あかねの両肩に手を置いたまま動かせずにいるけれど。

相変わらず、あかねの事を直視できなくて俯くおれに
怪訝そうなあかねが顔を覗き込んできた。

「乱馬のチャイナなくても寒くないよ?だから、だいじょう…」
「おれが大丈夫じゃねーんだよ。」
「…なんで?」
「クラスに帰れば、他の奴らがいるだろ。」
「あたりまえじゃない。みんな準備で残ってるもん。あたしも早く手伝わなきゃ。」
「だから…その格好がマズイんだって!」
「はぁ?仕方ないじゃない。制服はペンキで汚れちゃったし、家に帰るまではこれで我慢…」
「…勘弁してくれ、鈍いのも。」
「………ケンカ売ってる?」
「おまっ…なんで、そういう話になるんだよ…」

ほんっとーに鈍すぎてイライラするんだが、
きょとんと、イマイチ話が飲み込めない表情が可愛いと思う時点で、おれ末期なの、かも。

色々と。


「いいから!おれ以外の男の前にその格好で近づくな!」
「はぁ?そんな無茶な…」
「無茶でもなんでも!今日は一日おれから離れんなよ!」
「だから…なんで…」
「…じゃないと、今すぐ連れて帰るぞっ!」
「え、それは嫌。わかったから、乱馬の側離れないようにするから。」

もう、しょうがないな。
と、困ったように笑ったあかねが肩に置いてあったおれの両手をやんわり避けたと思ったら、
一度だけ右手をギュッと強く握りしめて、手を離した。



「いっつも、ないって言ってるクセに。」
「…なんだよ。」
「んー?なんだろう、ね?」

「わかった」ような顔して笑うあかねが憎らしいから、調子乗ってんじゃねーぞと言ってみた。

それでもおれが一番近くで。
守らせてもらえる事を嬉しく感じるんだから、どうしようもねえ。
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