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蝉しぐれ<乱あSS>

2011年07月31日 14:58

本日二つ目の記事~(^_^)
(一つ目は、うたプリ&~7/30までの拍手お返事となってますv)


ハァイ!怒濤の更新ウィークの最後を飾るSSアップしまーすっv
(更新ウィーク←たった今名付けたwww)
めずらしく一週間でSS3本!えらいね、私!(自分で褒めとくw)

いやね、某アプリの番外編がね、こう、ネタをもたらしてくれたというね!

ストックしといて、更新滞った時に出せばいいのだけど、
書上げた勢いでアップしないと気に食わなくなってお蔵入りしちゃうのでσ(^_^;)


初期乱あで、昨日のSSよりは甘い……………………………?甘くない???
なんだか、もう良くわかんなくなってますが!
爽やかさ(?)と甘酸っぱさをお届けできてれば本望!
例によって、思いついてガガッと書いたので状況イマイチですが
良かったら読んでやって下さいなv


拍手ありがとうございました!
お返事は別記事で(^_^)












蝉しぐれ





夏休みに入ってからの夜は気温が下がらず熱帯夜。
寝苦しいせいか、夜ぐっすり…とはいかずに、起きてもなんだか気怠い。

けれど、昨夜から今朝にかけて久しぶりに気温が下がったおかげで
夜は比較的良く眠れたし、午前中の今もクーラーなしで過ごせるくらい快適で。

今日は涼しい時間に宿題も片付けたし、
いつものような暑さやベタつきから解放されて気分もいいし。
頼まれたおつかいを乱馬と一緒に行くのも気が重くない。

夏は暑いから、いつもはアップスタイルにしている髪も、今日は下ろしてる。
この間買ったカチューシャをして、ボーダーのワンピース。


これで、もし、おつかい途中に先生に会ったとしても大丈夫なはず…


ほんの少し淡い期待を抱きながら、乱馬に声をかけた。


「乱馬ー?おつかいに付き合って欲しいんだけど…」

乱馬の部屋の前で呼ぶにも、返事は返ってこない。
いないのかな…と、そっと襖を開けてみた。


「………なーんだ。お昼寝中か…」


畳の上に手足を投げ出して気持ち良さそうに寝ている許嫁。
起きていれば憎まれ口ばかりで、ムカつくことも多いのだけど…

「………かわいいじゃない」

無邪気に寝る姿が、あどけなくって。
寝ている側へ膝をつき、頬つついたみた。

「らーんまっ、お・き・て♪」

なんだか、イラズラしたくなって、いつもより少し声のトーンを上げて甘ったるい声を出してみる。
すると、寝ていた乱馬が薄く目を開き私を捉えた。
意外と目覚めがいいの…かも?

「お・は・よ♪」

少し顔を覗き込む形で声をかけたら、いきなり腕を強く引かれ、
バランスを崩したあたしの身体は乱馬の上に覆いかぶさる。

驚いて、状況が飲み込めないうちに、身体が反転して
背中はひんやりとした畳に、身体の上には温かい重み………



つまり、乱馬に組み敷かれているこの状況。
見上げた乱馬の顔は、見た事ないような優しい眼差しと柔らかく笑う、その顔。



「………はよ」



低く掠れる乱馬の声に心臓が早鐘を打つ。



………なに、これ。



こんなの……いつもの乱馬じゃないじゃない。
あたしの知ってる乱馬は、口が悪くって、イジワルで、デリカシーがなくって、自信家で。
ちょっとは優しいかもしれないけれど、あたしとは気が合わないはずで。





なのに、なのに。
今、ここで。

わたしを見下ろす乱馬はまるで………………





近づいてくる唇に、息が止まりそうだった。





「………っダメ!!!」


切羽詰まったあたしの声に、乱馬が目を見開き動きが止まる。
そして、自分の下にいるあたしを見てわけがわからない…というような顔をしてみせた。


けれど…




「……あ…あっ、あかっっっ…………え!?…………う…わわわわっっっ!!!!」

自分が押し倒してるあたしと。
覆いかぶさっている体勢と。

何度か見比べて、状況を飲み込んだのか…
ガバッ!と横に飛び起きた…と思ったらその拍子に畳で滑って頭から受け身を取ってた。


「~って…………」
「………大丈夫?」


起き上がって乱馬を見れば、バツが悪そうに頭抱えて座り込んでいて、
覗く耳が真っ赤に染まってる。


「………それにしても驚いた。乱馬って、起こしに来た人を襲うクセでもあるの?」
「………んなわけねーだろ」
「じゃあ、誰かと間違ったとか?まさか、前に付き合ってた子と間違った~なーんて……ことはないか」
「………うるせー……」
「夢でも見たの?」
「………………………夢っつーか………」
「うん?」
「……その、あかねの…シャンプーの匂いがしたから………」
「……え?」
「なんか…色々…………吹っ飛んじまった…つーか…………」



………えーと。

それって、つまり…………あたしだったから…?



………だったから、ああいうこと?




そんなの…
そんなこと…………







「起こしてごめん!!良かったら二度寝してっっっ!」

勢い良く立ち上がり、そう、言い残して部屋を出ようと襖に手をかけた。


「あかね」


背中から呼ぶ声に振り向かずに、立ちどまることで言葉の先を促した。


「……不用意に……男の部屋に来んなよ」



「……何よ、乱馬のくせに」

小さく呟いた声は乱馬に届いたかは、知らない。
逃げるように部屋を後にして自分の部屋へ駆け込んだ。









…………………まるで『男』じゃない。



水を被ったら女の子になっちゃうくせに。
自分のほうが胸が大きいからってバカにするくせに。



『男』を感じさせないでよ。



先生に会う時より、ずっとずっと早い心拍数が調子を狂わせる。


大丈夫。
目を閉じて、深呼吸して。

先生の顔を思い浮かべたら、乱馬のことなんか忘れるんだから。


そう思うのに……………






心、乱さないで。

これが始まりだなんて、思わせないで。










鳴き出した蝉の声が午後の日差しを知らせ、今までとは違う夏を届けようとしていたーーーーーー。








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