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早乙女先生と天道さん2(パラレルSS)

2012年05月13日 16:41

早乙女先生と天道さん教えて!早乙女先生の続きのような感じです。

ネタが思いついた時に漫画にしたかったんだけど、
画力がなくて挫折www
忘れないよーに思いつくまま書いたので案外長いかもσ(^_^;)

先生×生徒パロ、大丈夫な方は続きからどうぞ(^_^)
今回シャンプー絡んでくるので、苦手な方は回れみぎっ!(内容は乱あだけどね!)


拍手ありがとうございました!後日お返事させて下さいね(^^)

早乙女先生と天道さん2




嵐は突然やってくる。


「早乙女先生は渡さない。さお……いや、乱馬はわたしのものね!」
「…………は?」

移動教室のために廊下を歩いていたら、
中国人留学生のシャンプーが仁王立ちで道を塞いでいた。

「わたしに靡かない男なんていないある。この身体で乱馬を奪ってみせる!」
「いやいやいや、奪うも何も早乙女先生とあたしは全く無関係ないんだけど」
「わたし、卑怯嫌いね!だから宣言したある。明日には乱馬とわたしは恋人ね!では、再見っ」

あたしの言い分もロクに聞かず、
言いたい放題のシャンプーは移動教室とは反対のほうへ走って去ってった。

「というか、次の授業どーすんのよ…」
「驚いたー…シャンプーってば早乙女先生が好きだったんだ。恋の障害は高ければ高い程いいってタイプなのかしら?」
「単なる物好きなんじゃない?どう考えたって早乙女先生があかね以外の女子に手を出すとは思えないもの」
「ちょっと!あたし以外ってどういう意味よ、ゆかっ」
「あー……っと!ホラ、早乙女先生ってああ見えてマジメそうじゃない?だから生徒には手を出さないんじゃないかな~って思っただけ」
「そうそうそう!単なる言葉のアヤよ!それよりも早く移動しなくっちゃ、ね?」
「さゆりまで……なんか誤摩化してなーい?」
「ないないない!ほらほら、行こ行こっ」


さゆりとゆかの言葉が気になりつつも、
それ以上にさっきのシャンプーの真剣な顔が頭から離れない。
あれは、本気で恋する女の子の目だ。
留学生のシャンプーは同じクラスで派手な外見とプロポーションの良さで一目を惹く。
おまけに中国仕込みの格闘術にも長けていて運動神経も万能だ。

ハッキリものを言うせいで苦手意識の高い子もいるみたいだけれど、
そんな性格のシャンプーを見ていると気持ちがいい。
すごく仲が良いわけじゃないけれどサッパリとしていて付き合いやすいタイプだったのに。

「…なんか、あたし勝手にライバル視されちゃったんですけど」

クラスメイトが急に敵になったのはあの、おさげ髪の化学教師のせい。
親が決めた許嫁であたしよりずっと強くて何でかこの高校に赴任してきたあいつ。


「今度資料整理頼まれたって断ってやるんだからっ」


:::::::::::::::::::::::::::::


放課後の図書室が大好きだ。
それも、ほとんどの生徒が下校した後の図書室の静寂が。

図書委員のクラスメイトに融通をきかせてもらって
その子が当番の木曜だけは鍵を貸してもらって私が最後に戸締まりをしている。
そして、内側から鍵をかけてほんの少しの時間だけ一人でこの静寂を味わうのが楽しみで。

今日も、他の生徒が退室した後にその時間を楽しむつもり、だった。


図書室の内側から鍵をかけようと奥の本棚から移動してきたら、
バタバタッと廊下が賑やかになったと同時にドアが開き人が雪崩れ込んで来た。
後から流れ込んできた人物が手際良く内側から鍵をかけたので、
思わずあたしは元いた奥の本棚へ身を隠すハメになってしまった。


「…………ちょっ、待てって」
「あんっ、待たないある」



どうやら、男女二人の模様。
女の子の色気の滲んだ声色に、あたしは所在をなくす。
「図書室で………なーんてコトたまにあるのよね~。ほーんとヤになっちゃう!」
と図書委員の子がボヤ居てた事を思い出す。

たぶん、この状況がそれなワケで。

「うっ…どうしよう……咳払いとかであたしの存在教えたほうがいいのかしら…」

声に出せない声で思案してたら思わぬ声が飛び込んで来て
ほんとに声が出そうだった。

「だから、シャンプー!いい加減に………っ」
「わたし、本気ね。早乙女先生だって、それわかってるある」
「いいか!おれは教師でおめーは生徒だろっ!だからこんなこと……って、わーーー!!脱ぐなっ!」
「先生と生徒、関係ない。今は男と女ね。先生……乱馬、見るあるよ」


間違いない早乙女先生の声とシャンプーの声。
そっと棚の影から声のするほうへ視線を向けたら、
シャンプーが制服の上もブラも脱ぎ捨てて早乙女先生を押し倒してた。


「ちょっ………!!!」


思わず叫び声を上げそうになって自分の手で口を覆う。
昼間の戦線布告って………こういう意味だったの?
あの時のシャンプーがここまで積極的にいくなんて考えてもみなかった。

………恋する女の子の底力ってやつ?

あたしには、そんな勇気到底ない。
どんなに好きで本気で思っててもシャンプーみたいには出来ない。
結果がわかってる恋になりふり構わず…なんて、そんなこと。

………東風先生には出来っこない


「男も女もあるかっ!おれにとっちゃ、おめーは大事な生徒だ!それ以上も以下もねえよ。さっさと、服着てそこをどけ…って、あ……………」
「早乙女先生は生徒に優しすぎるあるね。わたしの身体見てる隙に腰の抜けるツボ押しておいたあるよ」
「生徒の裸見たってどうってことねーんだよ!おれの変身体質知ってんだろ!早くどいて元に戻るツボ押し直せっ」
「そんなの知らないある」
「へ?」
「時間が経てば元に戻るあるよ。それまでに既成事実作るある」
「ちょっ……落ち着け、シャンプー。いいかっ、こんな所誰かに見られでもしたら………」
「ああっ!!!腰抜けた、大変ある!!肝心のものが勃たないね!!」
「んなセリフ、女子高生が言うんじゃねーよ……」


なにやってんのよ……
あまりに押されまくってる早乙女先生が情けなくて見ていられなくって、
そろそろ助けてあげようか……と携帯を手にした、その時。

大きなため息と共に早乙女先生が話し出した。

「悪いな、シャンプー。おめーの気持ち、何があっても受けとめることできねーんだわ」
「なっ……何であるか?わたし乱馬が好きね!乱馬になら何されても構わないあるよ!」
「そういうんじゃなくってさ……そりゃ、おめーは他から見たら魅力的なんだと思うぜ。そう思ってる男子だって多いだろうしな。けど…」
「………………………」
「おれ、好きなヤツいるんだわ。欲しいのも抱きたいのも、そいつだけなんだよ」
「…………っ、そんなの、認めな………いね」
「別におめーにどう思われようと関係ねえ。おれが好きなのはそいつで、シャンプーはおれの生徒だ」
「………………………」
「早く、服着ろよ。風邪ひくぞ」


気付けば、強く強く携帯を握りしめてた。
早乙女先生のあんな真剣な声、初めて聞いた。
そして、シャンプーにはっきりと告げる残酷な言葉は本物だった。


……………乱馬、好きな人、いたんだ。


早乙女先生……………、乱馬と初めて出逢ったのは中学生の時だった。
そのときの乱馬は高校生で、お互いに親が許嫁と決めちゃって、
勝手に決めないでよ!と二人とも顔を合わせれば反発ばかりだった。

それでも、乱馬が大学生になって少し大人びたせいか、
昔のような啀み合いは少なくなって受験勉強対策教えてもらったりしたっけ。
………あんまり役に立たなかった気もするけれど。

親が決めた許嫁だけれど、それはそれ。
好きでもない人と結婚するなんて絶対ないって、そう思う。

だから初めて乱馬に出逢った頃、あたしは既に東風先生のことが好きで、
乱馬は乱馬で彼女でもいるんじゃないかと勝手に思ってた。

いくらお父さん達でも他に好きな人や恋人がいるのに
勝手に結婚させるようなことしないってどこかで信じてたし。


そして乱馬とは親戚のようなもんだって錯覚してて。
それが突然うちの学校の先生になって以前にも増して近づいた距離感に
戸惑いつつも最近やっと慣れたきた頃だったのに。



こんな形であたしの知らない乱馬を見せられると…………………落ち着かない。


「わかた、ある」
「おう」
「けど………最後に、キスして欲しいある」
「へ?」
「キスしてくれたら諦めるある。早乙女先生、するよろし」
「はあっ!?」


しぶといシャンプーの攻撃に、さっきまでハッキリと男を見せていた乱…早乙女先生はどこへやら。
撥ね除ける事もできないヘタレっぷりに、見ていてなんだかイライラしてきたから。

握りしめてた携帯のボタンを押した。

「まっ…待て!シャンプー!!そういうのはっ、ホントに好きな相手とじゃないとっ…!」
「ホントに乱馬が好きあるからいいね」
「おれは良くねええええ!!!」

ピリリリリリリッ…………
薄暗い図書室に響く無機質な携帯の音。
ポケットの中の携帯を手にとって早乙女先生が話出す。

「はいっ、早乙女です。……はい、はい…ええ、わかりました。ええ、ここで手伝ってもらってたんで今向かわせます。はい、失礼します」

事務的な会話を終えると、羽織ってた白衣を脱いでシャンプーの肩にかけた。

「井出先生から伝言。次の試合の相手校研究すっから視聴覚室来いってさ」
「でも、それは明日……って」
「なっ…なんだか急いでたみたいだぞ?ほら、あの先生待たせると練習メニューキツくなるんだろ?早く行けよ」
「練習メニュー……!!それはイヤあるっ」

その言葉で顔色が変わったシャンプーは、ものすごい早さで着替えドアへと向かう。
内側の鍵をあけると、振り向き様に借りた白衣を早乙女先生に投げつけて、
震える声で「再見」と小さく呟いて出て行った。



その胸の痛みがわかるから、シャンプーが出て行った後のドアから目が離せなかった。




「………サンキュ、助かったぜ」
「いつから気付いてたの?」
「割と最初のほう。あかねの気配に気付かねーわけねえじゃん」
「ふーん」

“着信:あかね”と表示された画面の光を頼りに乱馬の元へ歩みより、
図書室のカウンターに背中を預けて座る乱馬の横に膝をついた。

いつのまにか日の暮れた図書室は暗く、そして静かだ。

「全部、聞こえてたよな」
「聞きたくて聞いたわけじゃないもん………ですっ」
「ぶっ、なんだよ。いいじゃん、今は二人なんだからさ。前みたいに話せば」
「………大体、隙だらけなのよ。腰抜けのツボ押されちゃうなんて」
「あー……ドジったなあ。一瞬気をとられちまったから」
「へえ?シャンプーの胸見て鼻の下伸ばしてるからよ」
「あんなもん見て伸びるかよ。おれのほーがプロポーションいいし」
「はいはいはい、そーですね!!それよりも、そろそろ戸締まりして鍵返さないとならないんですが早乙女先生っ」

昔から変わらない自信満々な態度に少しホッとしつつ、
会話を生徒モードに切り替えて立ち上がろうとした。




「聞いてたのに何とも思わねーの?気をとられたのは、あかねのせいだっつーのに」



トーンの低い声、そして右手首を掴む大きな手。
重力のように引っ張られて再びその場へしゃがみ込む。


「さおと…………め先生?なに…………」


薄暗い中で、早乙女先生の瞳があたしを捉える。

切なそうに細められた瞳は瞬きをした後グッ…とあたしに近づいて、
早乙女先生の乾いた唇があたしのおでこに触れた。


「え……………………ええっ!??」
「ハッキリ言わねーとわっかんねーんだろうなー…あかねは」


いまっ、今キスされた!?
おでこだけど、でも、キス…だよね??

と思考が追いつかない間に、早乙女先生がスクッと立ち上がって伸びをする。
そして、まだ理解出来ずに座り込むあたりを軽々と抱き上げた。


…………いわゆる、お姫様抱っこ、というやつで。


「って、ちょっと!降ろしてよ!!!」
「何だよ、おめー…デコチューも初めてとか?」
「なっ……………!!」
「んじゃ、口もまだか。あかねのファーストキスもらうのも悪くねーな」
「いやーーーーーーー!!!!」


あたしの渾身の膝蹴りが早乙女先生の頬へまともに入り、
倒れた早乙女先生はしばらく伸びてた………らしい。


あたしは早乙女先生の側へ鍵を置くと、
図書室担当の先生に「早乙女先生が調べ物があるそうで」と一言添えておいた。



心拍が上がってドキドキが収まらなかったのは、走って帰ったせいに決まってる、きっと。


:::::::::::::::::::::::::::::


あんなにキッパリふられたシャンプーは相変わらず早乙女先生に懐いている。
ある意味その根性に敬意を払いたい、と思う程。
ただ、もう「乱馬」とは言わず「早乙女先生」と呼んでいると言う事は
気持ちの整理をつけたのかな?とも思う。


そして、早乙女先生は相変わらずで。

「おう、天道。化学準備室の資料整理手伝えよ」
「忙しいのでお断りします。それに、安易に二人きりになんてなりたくありませんからっ」



“先生と生徒でも、今は男と女”

あの時のシャンプーの言葉が忘れられない。
学校の先生で許嫁である乱馬を「男」だと、感じたくないあたしがいた。

「ほんとに……わけわかんないっ、生徒に手は出さないんじゃなかったの…………っバカッ」


:::::::::::::::::::::::::::::


「ったく……デコチューで警戒されるくれーなら、口にしとけば良かったぜ」

















*****************************


乱馬がシャンプーにハッキリ言うのはこうして欲しいって私の願望。
若干ヘタレるのは、乱馬なら決めきれないのが当然かなーとww



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