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夜の向こう側<Another Story>(二十歳設定)

2013年01月22日 08:56

PCを整理してたら発見したというテキスト。
そういえば、こんなの書いてたんだ………とすっかり忘れてました(笑)

夜の向こう側(二十歳設定乱あ)のアナザーストーリーで、
乱馬と良牙の会話です。
その後を書くには時間経ち過ぎちゃってるのだけど、
もったいない精神でUPしておきますw

お暇つぶしにどうぞ(^_^)

拍手ありがとうございました〜!!

お返事はまた後日まとめてさせて頂きますねv




夜の向こう側(Another Story)



「乱馬、貴様…あかねさんと何かあっただろう…!!」

久しぶりに姿を現した良牙に突然胸倉を掴まれ、
鼻と鼻がぶつかりそーな至近距離で言い放たれた言葉。

コンビニ帰りの道端でどっかの家のブロック塀が背中にあたってヤな感じだ。
もっと嫌なのは目の前のコイツなんだが。

「へー…どっかでのたれ死んでるかと思ったぜ、Pちゃん。今日この街に帰ってきたのかよ?」
「誰がPちゃんだっ…誰がっ………!!」

ギリッと掴む手に力が入る。
あーあー、もう熱くなっちゃって。
っとに、何を誤解してんだか良牙は……

「落ち着けって。大体、何かって…何だよ?」
「とぼけるな!さっきあかねさんに会って……お前、あかねさんと………!!」
「…………ちゃんとしただけだよ。それだけだって」
「………………っ!」

掴んでた胸倉を荒々しく放された。

「…………一発、殴ったっていいんだぞ」
「そんなことするかっ……!」

吐き捨てるようにそう言う良牙の横顔がなんだか苦しそうに見えた。

「おめーさあ。あかりちゃんと付き合ってんだろ?……あかねのこと、諦めたんじゃなかったのか?」

特に確かめた事はなかった。

いつのまにか良牙はあかりちゃんと『ちゃんと』付き合ってたみたいだし、
Pちゃんに変身してもあかねとは距離を置いて通いのペット的なものになってたし、
ましてや、あかねと寝るなんて事はなくなってた。

だからてっきり………

「…諦めるしかなかっただろう。それに…おれにはあかりちゃんが待っててくれたから…」
身体の横に下ろした両手をグッと握って何かを堪えてる、そんな言い方。

「じゃあ、いいじゃねーか。元々どっちも好きだなんて、そんないい加減な…」
「いい加減じゃないっっ!!」
「……………」
「そんな…簡単じゃなかったんだ…」

初めてみる、良牙の、顔。
今まで我慢してきたものを吐き出したいくせに飲み込む事に精一杯な、そんな、顔。

「あかねさんは…初めて本気で好きになった人で………おれが笑顔にすることが出来るのなら、ずっと側にいたいとそう思ってたのは本当だ…」
「………ああ」
「けど、あかねさんが側に居て欲しいと思ってたのはおれじゃない。そんなの最初からわかってたさ」
「……………」
「………だから、諦めたんだ。同時に、大切にしてあげたい人ができたからな」
「……………」

ポツポツと零す言葉。
こんな風に本心を聞いたのはこれが初めてだった。

「乱馬、あかねさんのこと…必ず守れ」
「当たり前だろ」
「泣かせるな。そして…必ず幸せにしろ」
「誰に言ってるんだよ、そのセリフ」
「………いいか、あかねさんが悲しむような事があればおれはすぐに貴様を殴りに行く」
「おいおい…良牙テメー諦めたんじゃ…」
「諦めたからって、忘れられるわけがないだろう!初めて本気で好きになった人だったんだ………っ、はじ…めて……っ…」

良牙はおれの前で一通り泣くと、スッキリした顔で去って行きやがった。
最後の振り向き様に「幸せにな」と呟やいた言葉に良牙の……優しさが現れてたような気がした。



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