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11.11<ポッキー&プリッツの日>

2013年11月11日 11:06

今日はポッキーの日ということでポッキー(プリッツ)ネタ小説更新します(^_^)
久しぶりに書いたら、なんだかリズムが悪くなっちゃったんだけど、
イベント更新できてなかったので、お暇つぶしにでもなればいいかな〜と。

続きでどうぞ(^_^)

拍手ありがとうございました!
励みになりますvv



11.11<ポッキー&プリッツの日>


「プリッツから先に…食べてね?」
「あっ、あっあかねっ…!?」
「ポッキーだと溶けちゃうから、プリッツにしたんだけど」
「いっ…いや、でもそれはっ…」
「乱馬……嫌だった?」
「そっ……そんなわけあるかっ!」
「ほんと!?じゃあ………召し上がれ」

ニコッと花が咲いたような笑顔。
いつもみてーに結わえてある髪がかかる肩は肌色で。
そう、素肌の上にエプロン着てやがる。
白いエプロンからうっすら透け……………てるよな、あれは………っ
そんな、目の前のあかねから得られる情報は、どう考えても何も着ていないと思われ。
両腕を組んで胸を持ち上げ谷間を強調させて、
あろうことかその谷間にはプリッツが二本差し込んである。
ポッキーの、チョコのついてないバージョンのような、あのお菓子が。

「ね?早く…」

あかねに促され、喉をごくっと鳴らしながら手を伸ばす。
そして、プリッツを捉えるより早くあかねに手を掴まれた。

「バカ……手じゃなくって、こういうのは口で直接…でしょ?」

顔を赤らめて拗ねた風に見せてるが、おれの手を掴むあかねの手は微かに震えてて。
女にリードさせなきゃ何もできねえおれが情けなく思うも、
これ以上あかねに恥をかかせるわけにはいかない。

「あっ、あかね……!!」
「あっ…乱馬っ……!!」

抱き寄せてプリッツを一口、その後はもっと甘い甘いあかねの………………











ガクッ、と目が覚めたら見慣れたあかねの部屋だった。
ベッドに寄りかかかかりながら、手に持っていた漫画がドサッと落ちた。

「だよなーーーーーーー…………」

夢だったとすぐわかった。
例え世界がひっくり返ってもあかねがそんなことをするハズがない。

「なによ?」

机に向かっていたあかねが、怪訝そうな表情で振り返る。

「もう…人の部屋で漫画読んで、居眠りなんて。宿題見せてあげないんだから」

だよな。現実のあかねはこうだよな。
おれとの関係だって、親が決めた許嫁っていうだけで。
こうして部屋にいるのだって、ただの居候だから、ってなだけなんだ。

「で?寝言であたしの名前を呼んでたけど、いったいどんな夢見てたっていうの?」
「ぶっ…!!」

カラッカラになった喉を潤そうと、テーブルの麦茶を飲みかけていた時だった。
まさか、寝言を言っていたなんて。それを、本人に聞かれていたなんて。

「べっ…別に、なんでもねーよ!」
「なんでもなくないじゃない。動揺してお茶吹いてるくらいだし」

ギッ、と椅子を軋ませて立ち上がると、おれの目の前に来て座り込む。

「なんか、やましい夢でも見たとか?」
「………っ」

上目使いでイタズラを見つけて嬉しそうに喜ぶ子どものように、おれの目を覗き込む。
思わず目を逸らしたら、両手でおれの頬を挟み、真正面に固定された。
再びがっちり合う目と目。

「白状しなさいっ」
「なっ……なんもねーよっ!」

普段鈍感なくせに、こういう時だけは鋭いって何なんだよ。
大体、部屋に男がいて、こいう風に接近するとかありえねーだろ。

あかねのバカ。
おれたち、許嫁だけど、その前に『お年頃』の男と女なんだぜ。

「わっ…わかったから、離せって!」
「じゃあ、どんな夢みたか教えてもらいましょうか」
「……ゲーム」
「ゲーム?」
「あかねと、ゲームしてた夢。それだけだって」
「ふーん………なんのゲーム?」

そっ…そんなことまで聞くな!
あかねを直視できなくて逸らした視線の先のテーブルに、
さっきまでおやつで食べてたポッキーが目に入る。

「ゲッ…ゲームはゲームだよ!何のゲームとかまで覚えてるかよ」
「なーんだ、それだけ?でも、あたしの名前呼んだってことは、ひょっとしてあんたが負けちゃったからとか?」

ニッ…と何となく勝ち誇った顔のあかねにカチンときて、
腕を伸ばしてテーブルのポッキーを掴んだ。

「こういうゲームだよっ!」

あかねの口にポッキーをくわえさせて、状況が掴めてないうちに反対側のポッキーにかじりついた。
さっきより近い距離で目が合う。
ゲームの趣旨を理解したあかねが戸惑っているも、負けず嫌いのせいか簡単に離そうとはしない。

どうにでもなれ!と距離を縮めようとした時、漫画の上に置いていた手が滑り、
ポキッ、とポッキーの折れる音とともに、おれはあかねのほうへと倒れ込んだ。

「ふぉもいっ…!!」

重なるように倒れたおれの全体重を受け止めたあかねは苦しそうにバタつく。
慌てて腕で起き上がったおれは、その体勢であかねを見下ろした。

床に広がったあかねの長い髪、少し怒ったようにつり上がる眉、
口にくわえたままのポッキーは折れて半分の長さになっている。

お互いに、無言のまま半分に折れたポッキーをそのままの体勢で食べてから口を開いた。

「重いし痛かったんだからっ…」
「ごっ…ごめん」
「それに、ポッキーとか……もう何考えてんのよ」
「だから……ごめん」
「勝手にそんな夢みないでよっ」
「夢に文句言うなよ!おれだって見たくて見たんじゃねーよ」
「どーだか?どーせ、やらしいことでも考えてたんでしょ!」
「おめー相手にいやらしいも何もあるか!こんな色気のねえ寸胴女に!」
「なんですって〜!!というか、いつまで押し倒してんのよっ、変態!」
「おれだって、好きで倒してんじゃねーや……っ、わっ!!」

急いで起き上がろうとして、今度は脚を滑らせた。
ポフっ、と顔に当たる衝撃が柔らかい。

「キッ……」
「あれっ…!?」
「キャーッ!!」

顔全面に受けた柔らかい衝撃があかねの胸だと気付いたのはぶっ飛ばされた後。

甘さが全く違ったが、あの夢は正夢だったのかもしれない。

「…ってて、ちょっとは手加減しろよ、あかねのバカ。んでも、あいつ………」

以前見た時より、あかねの胸が少し大きくなってたように感じたのは秘密にしておこう。

「くっそ……色気なんかねーくせに。おれ以外に触らせるなよ」

屋根の上で呟いた言葉は、夕焼け空の中に溶けてった。



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